話は前後しますが、そもそも何故 『凧』 がテーマの映画になったのでしょう?
浜松と言えば、やはり『うなぎ』と言うのが世間一般の常識です。
うなぎをテーマにした映画か。。。。そうだ、巨大な地底うなぎが市民を襲い、そのうなぎと戦う
藤岡弘の話なんかいいんじゃないか!
と、そんな事言ったら即、監督降板させられてしまうので、もう少し考えるフリ。
と、吉田Pが『タコで、ええがな、タコ』との事。
『え、うなぎじゃなくて、
巨大なタコの話ですか?
そもそも、もっと前の準備段階の時には
『とらふぐの兄ちゃんの話』と言われていたので、喰いものの事しか頭に浮かばず、妙に噛み合ない会話が続く中、ようやく『凧』だという事に気がつく。
浜松まつりの凧上げ大会は、全国的に有名らしいぞ。との事で、早速、脚本のH.本田さんと凧についての資料集め。
凧は世界中にあり、その国にまつわる いろんな風習や想いを込めて、大空に揚げるものらしい。
これだ。
その時点で、ラストカットが目に浮かぶ。大空を見上げる人々の顔。美しい。
悲しいときは空を見上げよう。そんなメッセージを持った映画を前からやりたいと思っていたので、
この凧という題材にすごい魅力を感じたのでありました。
そして、浜松の凧について調べる内に出て来たのが、本編でも登場する天神町の25帖の大凧、
実際展示されているとの事で、凧会館に見に行く事に。
室内という事もあってか、ものすごいでかさに、一同おののく。
『これ、本当にあがったのですか?』そう聞くと、あがったとの事。
偶然だが、この凧の存在も知らずに、H・本田氏が叩き台としてプロットで書いて来た主人公の名前が『天馬』。
そして、目の前にある巨大な『天』の文字。しかも、少し傾いていて、通称『ヨコテン』
僕の名前、横山の『ヨコ』と主人公『天馬』の『テン』。
何だか、運命を感じた瞬間でもありました。
そして、実際その凧が揚がるという事で、2度目の浜松を訪れる事になります。
それが、国際凧上げ大会だったのです。
その場所で、僕らは驚く光景を目にする事になるのでした。
「ウィーン」